令和3年度第1回ちば新事業創出ネットワークセミナー

産学官連携推進セミナー〜中小企業の研究開発と事業化への挑戦〜

1 日  時  令和3年11月17日(水) 13時30分〜
2 会  場  千葉工業大学 5号館 6階
        千葉県習志野市津田沼2-17-1
3 参加方法  会場参加 又は オンライン視聴(ウェビナー)
4 参加費   無料
5 プログラム

(1)講演@ 13時30分〜14時
   「C V DによるBドープダイヤモンドの合成と産学連携による工業的応用」
    千葉工業大学工学部 教授・博士(工学) 坂本 幸弘 氏

ダイヤモンド合成時にホウ素をドーピングすることにより導電性を付与することが可能である。この Bドープダイヤモンドは電気化学的に電位窓が広く、電極としての応用が可能である。このBドープ ダイヤモンドの合成と産学連携による工業的応用への展開について概説する。

(2)講演A 14時〜14時30分
   「導電性ダイヤモンドとの出会いと製造方法の確立について」
    株式会社MPS 代表取締役 高橋 善則 

前職でプラズマを用いて難分解性有機物の生物処理速度を上げる研究をしていたが、導電性ダイヤモ ンドの存在を知り、この目的に有用であると考え、製造にチャレンジした。当初は失敗の連続であっ たが、大学や公的機関の支援や各種助成金(サポイン※など)を活用し、量産可能な所まで開発を進め る事ができた。講演ではこれらの経緯について紹介する。
※戦略的基盤技術高度化支援事業 【期間:2〜3年、補助上限:97.5百万円、補助率:2/3(企業)】

(3)講演B 14時30分〜14時50分
   「合成ダイヤモンドの事業化と導電性ダイヤモンドの各種産業への展開について」
    松尾産業株式会社 (DiaM椛纒\取締役社長)小谷 和也 氏

株式会社MPSと合成ダイヤモンドの販売に取り組んだ経緯からDiaM株式会社設立にいたるま での活動経緯をもとに、サポインのアドバイザー企業としての参画や大学機関との連携、今後の事 業展開や課題について、現在ユーザーから要望されている用途事例などを交えて紹介する。

(4)講演C 15時〜15時20分
  BDDを利用した硫酸の電気分解とその応用」
    ミクロエース株式会社 研究開発本部 本部長兼特別研究員 永井 達夫 氏

基本操作である電気分解は、電気エネルギーによって自然界では存在しない有用な酸化物や還元物を 生成することができる。硫酸溶液を電解すると強酸化剤である過硫酸を生成できるが、金属電極では 長期使用に耐えられずBDDを使用する。この過硫酸の生成原理と産業への応用について説明する。

(5)講演D 15時20分〜15時30分
  研究開発に挑戦する中小企業を応援します〜産業支援技術研究所の取組について〜」
   千葉県産業支援技術研究所 主任上席研究員 近間 真澄 氏

(6)講演E 15時30分〜15時40分
   「千葉工業大学における産学連携の取り組みについて」
    千葉工業大学工学部 教授・産官学連携センター運営委員会委員長 高橋 芳弘 氏

(7)フリーディスカッション(15時40分〜16時)
   モデレーター:千葉工業大学教授 坂本 幸弘 氏 高橋講師・小谷講師・永井講師

6 主催
  公益財団法人千葉県産業振興センター 公益財団法人千葉市産業振興財団

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