(1)講演@ 14時05分〜14時45分
「レーザ関連装置、溶接モニタリングの事業化経緯と今後の展開について」
株式会社NISHIHARA 代表取締役 中山 孝良 氏
マイコンを中心に開発委託事業が主の事業だった当社(元 有限会社西原電子)が東葛テクノプラザの入居から国の助成事業(サポイン)の採択を機に自社製品づくりへと舵を切り、請負からメーカーへ主要事業を転換した。
産学連携による研究開発と現在のレーザ溶接を中心に、溶接のモニタリング事業を推進する当社の位置づけなどを説明しながら、レーザ関連商品を紹介する。
(2)講演A 14時45分〜15時25分
「高い生産性と環境性を両立するオールサーボ駆動500t級プレス機の実用化について」
株式会社吉野機械製作所 代表取締役社長 吉野 有信 氏
プレスブレーキなどこれまで鍛圧機械の動力源に用いてきた油圧に 代えてACサーボモータが動力源のサーボ駆動プレスブレーキを世界に先駆け、産学官連携と各種研究補助制度を活用して製品化を進めてきた。
今年6月、経産省から「先端低炭素設備導入促進補償制度推進事業」の日本第1号案件に当社製品YSP320t-40プレスブレーキが採択された。
今後さらにYSPシリーズ500t,600t…800t超大型機の実用化を進める。それにより長尺ワークでも一回きりの加工ですむので生産タクトの大幅な短縮を実現でき、また環境にも優しいプレス機を来るカーボンニュートラル社会を見すえて市場に投入しつつ、当社、創業100周年の次世代に継承する。
(3)講演B 15時25分〜16時05分
「千葉大学の地域・産学連携の取組み」
国立大学法人千葉大学 学術研究・イノベーション推進機構
特任教授 知財・技術移転部長 渋谷 善弘 氏
千葉大学は、学術研究・イノベーション推進機構(IMO)を中心に、産学連携の強化に取り組んでいる。また、県内唯一の国立総合大学として地域産業に一層貢献すべく、県内の中小企業との更なる連携も目指している。今回は、千葉大学の地域・産学連携の取組みと、開放特許について紹介する。